2021-06-17 ■ 『茂吉の字余り』 けだものは食もの恋ひて啼き居たり 何といふやさしさぞこれは(けだものはたべものこいてなきいた り なにというやさしさぞこれは) かっこいい。 でも実はこれ、 一文字字足らずなのだ。だから本当は 『茂吉の字足らず』 なんだけど、(なにというやさしさぞこれは)の響き、リズム。 字足らず字余りを超越したテンポ。そう、テンポなのだよ。この歌全体を流れるテンポはロックに近い。