舌足らずの詩人は

福地勇からあなたへ歌や病気など

近くの木立ちの中で、聞いたことの無い鳥が鳴いていましてね、
そこそこ音量があり、
そのくせいい声だった。
注意深く聞いていたけど、なんの鳥か分からなかった。
しばらくして、いなくなりました。

これが、
その鳴き声が、
思い出そうとしても、思い出せない。
いい声だったはずなのに、
明確に思い出せない。


立原道造の詩も。
読んでいる時はいいなと思うのだが、後から思い出せない。
この不思議な感じ。
今日の鳥に似ている。